金融機関の種類と内容
2014-11-04
今回は、金融機関の種類と内容についてお話しします。
金融機関の種類
金融機関は以下のような種類があります。
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◆政府系金融機関
①日本政策金融公庫
②商工中金
◆民間金融機関
③都市銀行
④地方銀行・信用金庫・信用組合
◆ノンバンク
リース会社
不動産担保融資
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「株式会社日本政策金融公庫法」に基づいて設立され、国民生活の向上に
寄与することを目的とした政策金融機関です。
資金融資のみをおこなっており、預金口座は作ることはできません。
小規模事業者をサポートすることが事業の中心であるため、
他の金融機関よりも支援制度が充実しています。
例えば、起業関係の融資は以下のようなものがあります。
・新創業融資制度
・新規開業資金
・女性、若者/シニア起業家支援資金
・新事業育成資金
※次回詳細をご案内します。
「株式会社商工組合中央金庫法」に基づいて設立され、中小企業金融の円滑化を目的とした、政府と民間団体の共同で出資した政府系金融機関です。
借入を受けるためには、商工中金に出資する中小企業団体の構成員などになる必要があります。
新規起業者向けの特別な融資はありません。
③都市銀行
いわゆるメガバンクです。
起業したばかりの会社は取引量・実績ともにないため、信用がありません。
都市銀行は審査が厳しく、口座ひとつ作るにも時間がかかります。
よって、借入を検討する場合は、実績を積み重ねてから
改めて考えてみることをお勧めします。
④地方銀行・信用金庫・信用組合
地元密着金融機関です。そのため、比較的親身になって相談を受け付けてくれます。
また、各都道府県・市区町村の情報も充実しています。
この近くでは例えば、多摩信金・西武信金・青梅信金などがあります。
もし、会社の所在する市区町村等の融資制度(通称:制度融資)
がある場合は金融機関経由で利用することができます。
金融機関の選び方
口座開設のみを考えている場合は、利便性を考えましょう。まず、自分の会社又は行動範囲内に本支店がある金融機関が望ましいです。
ただし、将来借入を行う可能性がある場合は、実績作りのために、借入を希望する金融機関に口座を先に作っておくことも大切です。